|
スズキ用コイルへの疑いが晴れ、イグナイタもeBayで仕入れたノーブランド品に新調し、再びツインコイルで快調に走り出した矢先のこと。
またしても、GENランプが点灯です。2月前に交換したばかりのrotorが不良品だったか、レギュレータかダイオードボードか…… 疑いだせば充電系全体を調べなくっちゃなりません。
またもタンクとオカメのつけ外しです。もうすでに擦り傷だらけのタンクとはいえ、大概にしたいもの。RSだから、当然カウルの一部とオイルクーラーもです。
まずはチェックのしやすいrotorから。絶縁するためにブラシとスリップリングの間にペットボトルのかけらを差し込みスリップリング間の導通を測ります。ほとんど抵抗無しなのでrotor断線の疑いは無し。
今度はレギュレータのコネクタを外し、D+とD-をショートしてエンジン始動。回転を上げると即座にGENランプが消える事から、これはレギュレータが壊れたと判断。予備品を借り受けることにして、とりあえず作業を中断。
実はこれ、予断による判断ミスである事が後で判明します。以前から時折、電圧計がフラついたりする事から、レギュレータがへたりかけているのか、と懸念していたのが予断につながりました。
夜になってwo氏宅へ予備品を借り受けに。こちらの判断を話し、レギュレータのみを借り出そうとすると、ダイオードボードも持っていきなさいとのアドバイス。大丈夫とは思いつつ、好意ありがたく両方を借り出すことに。
さて翌日、早速レギュレータを交換してみると…… あれま、やっぱりGENランプは消えてくれません。その状態でダイオードボード側での電圧をチェックすると、13から14ボルト出ています。これなら不調とは言い切れないな、と半信半疑ながら、ともかくダイオードボードも交換すると…… 今度はちゃんとGENランプが消えてくれます。
引き続き元のレギュレータに戻すと、やはりGENランプが消え、電圧計も13ボルト以上を示し正常に作動してくれました。どうやら犯人はダイオードボードに確定です。
外したダイオードボードを机上に載せ、FAQのチェック法に従って導通を確かめていくと、一見全部、正常であるかに見えます。個々のダイオードの順抵抗は、ほぼ0に近く、逆抵抗は無限大に近い、というわけです。
ただ、よく見てみると、一組だけ他より半分近い順抵抗しか示さないダイオードがありました。三相のうちの一つがまともに整流されていない可能性があるようです。発生していた電圧が14ボルトに満たなかったのも疑いを強めます。測定器が40年物に近いテスターなので、あまり当てになりませんが、ともかくボード全体で不調なのは明らか。
さて、このダイオードボードを支える防振マウントですが、一本、ゴムとボルト部の接合がはがれて、支えになっていないものがありました。予防的に国産のものに換えていたのですが、三年ちょっとで折れるものが出たわけです。
このマウントのせいで不調が生じたかどうかはなんとも言えませんが、日本製も充分信頼できないとなると、ここはやはりソリッドマウントにした方がいいのかもしれません。裏からボルトを差し込みカラーでボードを浮かせてやれば充分その役を果たせると考えつきました。
今回は、Thunderchild製のダイオードボードを注文することに決め、取り付けはこの方法を試してみようと思っています。
|
|