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これを造り、計測を工夫すれば、旋盤やフライス盤が無くてもホイールボスを削る事ができます。
ただし物凄い情熱と根気と集中力が要ります。6時間やって0.5mm削れます。
希望寸法の1mm手前までサンダー使って大まかに削ります。後はあらかじめ決めておいた計測点からの数値を基に円周各部を調整しながら削ります。削りたくない側のヤスリに薄いプラ板でも敷いて調整するわけです。
よって特工のヤスリは4枚ではなく2枚が都合良いわけです。
最後はホイールを実際に車体に装着してダイアルゲージ等でハブ外周等を計測しながら詰めていきます。
徐々にホイールボルトが長すぎになってくるので、サンダーで削って長さを調整してください。削ったら防錆剤をスプレー(ブラッセン等)しておくと良いです。もちろんハブボスの中央の円筒も長すぎになってくるので削ってください。
僕はこの円筒の天辺を計測ポイントにしていたので、削ってしまったあとは都度車体に装着して振れを除いてていきました。
特工の作り方ですが、二枚のヤスリを手に入れたら、平坦部を探し、2枚とも同じ厚みになるようカット(長さは35mm位)します。(僕は0.05mm位まであわせました)
後はいらないファイナルギアのハブ側とヤスリに表面積(エポキシが硬化した後、構造体として把駐力が期待できる深さ向きに)が増えるようサンダーで刻みをいれ、ハブの内筒にヤスリを合わせてエポキシで固定するだけです。
計測さえしっかりできれば、根気は要りますが、コストがかからずに手軽にオフセットを詰めれます。
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