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>ある速度(又は回転数)になると、チャージランプが点灯し、
>速度(又は回転数)を落とすと、チャージランプが消灯するのですが、
遠心力やクランクの角速度の具合で切れた線が付いたり離れたりするのはローター断線で経験があります。これはかなりランダムに点灯と消灯します。ビカビカビカビッて消えたり。
プツッと回転域境に消えるなら励磁電流を供給しているブラシの摩耗とか疑わしく無いでしょうか。
四輪のブラシとローターのトラブルの場合はある回転域でプツッとチャージランプが点きます。
もし、ブラシなら…ですが、R100系のボッシュは銅成分の多いブラシが使用されていますね。理屈では電気は流れやすいが、実は高回転域ではスパークが多いです。この際、合いそうなブラシのお古(元が長いのがあるから)でも電装屋さんで分けてもらって少しカーボンだかグラファイトだかの含有量の多いものに挑戦してみてら如何ですか。もう少し潤滑性の高い素材で良いと思います。
シャントの出方の良いのを選び、机に120番くらいの紙やすりを両面テープで貼り付けてシコシコと擦れば簡単にボッシュ用が作れますよ。ブラシのバネはフッ化ビニル電線の皮で絶縁して。現在の四輪のオルタネーター用ならばかなりの回転まで絶える設計ですので高回転でも火が飛ぶ量は僅かです。ブラシホルダーに合わせて四角く削ってから角は適当にC面取ります。ピタンコに削っても今どきのブラシはスコスコと気持ち良く動きます。
以前にエンジンを組んだとき、高回転で花火みたいになってしまうので削ってブラシを作りましたが好調です。レブリミットは8600で原チャリみたいに回して乗ってますけどね。ローターの荒れも少なくて、もはや永遠の命って感じです。
R100系はクランクメタルと同芯でスラストを兼ねてクリアランスの大きいボールベアリングでローターを支持しているでしょ。しかもクランクの角速度を緩和するダンパープーリーとかリブドベルトのようなものも一切介して無い。ま、オルタネーターのローターがクランクダンパーの代わりを努めているから2気筒のボクサーでも首振りが出にくい訳でしょうけどね。
あ、いけね。
上記のようなことをするときに、ブラシのローターの接触面とのアールをいくらかは合わせる必要がありますよね。
600番の耐水ペーパーを小さく平行四辺形に切ってオルタネーターのローターに両面テープで貼り付けます。2センチくらいの周長で。平行四辺形に切るのは斜めに端からブラシが乗り上げるようにですからね。
エンジンをスタートさせて数秒間回して止めます。これで僅かに初期の当たりだけつけば後は勝手に減るのでペーパーは剥がしてオーケーです。僕みたいにイキナリ全開走行したいときはビッチリ当たるまで数回始動停止して様子を確認します。というか、材質変更の結果を確認するために僕はアタリ付けをキッチリやりました。
電装屋にゆく用事と、オルタネーターを弄る用事が同時に発生した人は是非お試しください。
サンドペーパーを貼って回すとチャージランプはビカビカビカビカビカカカカカカカって律義に瞬きします。当たり前でアホみたいですけど、「お〜っ」て、なんか新鮮に感じましたね(笑)
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