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ついにその日がやってきた。どうもそういう事のようでした。モノサスRS '92をいつものサイクルに従ってタペットクリアランス調整、オイル交換(エンジン・ミッションからファイナルまで)を済ませ、しばらくサボっていた fork oilも換え、日光まで湯葉を買いに行くお供をして、無事帰り着いた直後のことです。
なんの気なしに後輪を手で回してみると、ミッション付近からガラガラといやな音…… しばらく前にwo氏から指摘があった「このミッション、ガタがあるね。近い将来ペアリング交換かな」が現実になる日が来たようです。
オイルが温まった状態では、ぎょっとするくらいガラガラ来ます。まあ滑らかに回る事は回るけど、そのままもう一度走り回るのはためらわれるほどに。
どう対処したものか大分悩みました。wo氏をはじめ、スキルある諸氏の手を借りられるありがたさはあるものの、僕本人はスキルも根性もいささか頼りない。ただ手を借りる所か、おんぶにだっこが関の山。
ここはやはり定評あるFに持ち込むことにしました。最初は自分でミッションを下し単体持ち込みを考えたのですが、相談すると、車両全体を持ち込んでもらった方が確実に状態が判断できるし、万が一の際保証のしようもあるとの勧め。
元から付き合いのある店ならともかく、飛び込みでの依頼となれば無理はないし、対応してくれたO氏が、こちらの我がまま勝手をいなしつつ、懇切にアドバイスをしてくれたこともあって、納得の6月4日、自走して預けに行きました。
当初二週間を見込んでくれるようとのことだったけど、五日後ぐらいには状況の説明、14日には修理完了の連絡。翌15日には引き取ってくる事ができました。交換したのはアウトブットとカウンター両シャフトのそれぞれ前後4つのペアリング、予防的にリターン・スプリング三個全て、クランクシャフトとオイルポンプのOリングといった辺りです。
巷間ミッション下して10万円コースということで、それなりの覚悟をしていたのですが、今回はその四分の三程度で済みました。貧乏バイク乗りにはきびしいけど、作業内容的には十分リーズナブルだし、受け入れから修理後の説明まで丁寧的確で本当にありがたいかった。
さすがに駆動力をかけた状態では判らないものの、空走させると如実に滑らか。スプリング交換のおかげか、二速にいれた後シフトレバーが時折戻らなくなる悪癖も直り、シフト時の節度感が増した感じ。この先当分ミッションには悩まされずに済みそうです。
長くなりましたが、ご参考までに。
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